【今日のポケモン⑳】エレザード【ポケモン単体考察】
shatiaです。
今日はエレザードを紹介します。
典型的な低耐久高速特殊アタッカーといった種族値をしており、
事実メインウェポンは命中安定かつ高威力、サブウェポンは比較的豊富な方です。
でんき/ノーマルという独特なタイプで、
現環境で頻繁に飛んでくるかげうちを無効にできるのは、
大きなメリットといっていいでしょう。
電気単タイプと比べてかくとうが弱点となってしまいますが、
そのかくとうタイプが環境にルカリオくらいしかいないことを考えると、
より環境に多いゴーストタイプ無効の利点の方が大きいように思えます。
特性にかんそうはだがあり、実質水技に耐性を持っているというのも高評価です。
仮に違う特性であっても、相手は実際に特性を確認するまで、
水技を打つことを躊躇するため、存在するだけで水技をけん制できます。
また隠れ特性のサンパワーも強力で、自分で晴れ状態にする技は、
にほんばれかほのおのパンチを元技にしたダイバーンしかないものの、
Cが1.5倍に跳ね上がるのでかなりの高火力を発揮できます。
特性が複数ありかつどちらも強力な場合、型の誤認や、
相手の立ち回りを狂わせることがあるので非常に優秀です。
パラボラチャージという実質的な専用技を所持しており、
これは与えたダメージの半分を回復するという強力な電気技なのですが、
肝心の威力が65と非常に低いです。
もう少し高威力であれば、アイデンティティにもなり得る技だったので残念です。
ただ他にもレアな技を習得でき、自身の進化前であるエリキテルを除くと、
他にパルスワンしか覚えないそうでん、
ジジーロン、スナヘビ、サダイジャしか覚えないへびにらみなどがあります。
そうでんは相手の行動より先に当てると相手のその後の行動が攻撃技の場合、
でんきタイプの攻撃になる、という面白い効果の技です。
普通に使うと相手の攻撃を半減で受けられるようになる程度ですが、
相手のダイマックス技に合わせて使用した場合には、
ダイマックス技の強力な追加効果を発動させず、
自分に有利となるエレキフィールドを展開させる格好となり、
かつ受けるダメージは半減……と、相手のダイマックスを逆利用できます。
へびにらみは相手をまひ状態にする技で、効果だけならでんじはと同じですが、
こちらは命中安定かつノーマルタイプということで、
じめんタイプにも効くのが大きな利点です。
ほぼでんじはの上位互換のような技で、使い勝手は良好です。
それでは型紹介に移ります。
かんそうはだ/臆病 B4 C252 S252
CSぶっぱ B余り
ノーマルタイプのきあいのタスキは、
前述の通り環境に多い先制技のかげうちでHP1から狩られないのがいいですね。
できるだけ多くの相手の上からへびにらみを入れたいのでSは最速、
Cも微妙に足りないので振り切りとしました。
タスキを貫通してくるドラパルトのドラゴンアロー耐えまで、
努力値を割く余裕が無かったので泣く泣く諦めました……。
技構成について、メインウェポンの10まんボルト、
立ち回りの幅が大きく広がるボルトチェンジ、
個性の1つであり命中安定のでんじはのような感覚で扱えるへびにらみ、
苦手な地面タイプに反撃できるなみのりで完結しています。
とはいえ他にも候補は豊富で、起点作成能力をさらに高めるエレキネットや、
メインウェポンになり得るハイパーボイス、その他サブウェポンとして、
あくのはどう、りゅうのはどう、きあいだま、くさむすびなどがあります。
今回は先発での様子見+まひによる起点作成を期待した育成でしたが、
サンパワー+火力補強アイテムで大暴れする型も非常に強力です。
スタンダードな性能のポケモンかつ、広範囲な晴れエースという二面性を持ち、
さらに見た目から型を割り出しにくいという強さがあります。
数値はやや足りないものの、
こういった長所を活かせるようなパーティに組み込んであげると、
じゅうぶんな活躍が期待できると思われます。
それでは今回はこの辺りで。
ありがとうございました。